30日目
6月8日(日)
北海道函館市のビジネスホテル
本日の走行距離
トータル走行距離
曇りのち晴れ
6.7Km
2187.8km
今日の日記「メンテナンス日和」

今日は疲れを取る為に、寝る、寝る、寝るで、起きたのはPM2:00くらいの事なんだな。その後はパソコン作業をしてから市内を観光する事にした。最初は泊まったビジネスホテルの近くにあるレンガ作りの倉庫(今はお店になっていたりする)が建ち並ぶ場所に行く。テディーベアの博物館があったり、お土産物を売っていたりするが、どこか、観光客にこびない、洒落た気品のある落ち着いた一角なんだな。それから、函館市北方民族資料館へ行った。そこは昔、国後島や択捉島や北海道に住んでいたが、もう資料などでしか知る事ができない原住民、アイヌ民族の資料館なのだ。オイラは中学生の時に読んだ矢野徹さん原作の小説“カムイの剣”が好きで、そこに描かれていたアイヌ民族の生活や衣装や背景にすごく興味をもっていたので、この北海道という地に来る事は念願だったんだな。資料館を堪能したオイラが次に目指したのはペリー提督の上陸記念銅像なんだな。教科書では見るけれどあまり実感の湧かないペリーさんの実態に迫ろうと行って見たが、レンガ畳の坂道が綺麗でキツイ事が分かったくらいで、実態に迫る事は出来なかった。そして、最近定番になってきた濃厚で美味いソフトクリーム(これがないと1日が終わらない!?)を食べて、ホテルに戻った。本当は函館山に登り、絶景といわれる函館の夜景を見てみたかったが、予算等の都合によりまた今度来た時に取っておく事にした。この函館はまた遊びに来ようと思わせる地なんだな。・・・また来ようなんだな。

今日のスペシャルサンクス 後世にアイヌの資料を残してくださった馬場さん・児玉さん 
 
レンガ作りの倉庫
コロポックル
ペリー提督
函舘の町
 
今日の買い物
昼食(ホタテ丼・ラーメン小)
\1,500
飲み物
\200
お菓子
\200
函館市北方民族資料館入場料
\300
ソフトクリーム
\250
夕食(カップ焼きそば)
\250
小計

\2,700


31日目
6月9日(月)
北海道函館市のビジネスホテル → 山越郡八雲町の公園
本日の走行距離
トータル走行距離
曇り時々晴れ
78.1Km
2187.8km
今日の日記「感動・感激・雨霰」

泊まったビジネスホテルの朝食サービス用おにぎり10個と味噌汁と漬物を平らげ、餓えた7匹の猫にチーズかまぼこをあげてから、今日は5号線を函館から森町まで行き、太平洋側の海岸線を八雲町まで走る事にする。北海道の道を本格的に走るのは初めてなのでキョロキョロ、フラフラと怪しい自転車乗りが町を走っていると不審がられていたかもしれないが、そんな事はお構いなし。何もかもがオイラにとって新鮮だったんだな。
北国の生活は雪や風や寒さを考えなくてはいけないので、だいたいどこの家も玄関の前にもう一つガラス張りの玄関があり、雪下ろしをしやすいように屋根が低くなっていてストーブ用の煙突がついている。驚いた事に町中では暖かい地方にある普通 の家が建っていたりする(科学の力か?)道路は歩道を広く取ってあって防風林用の木が植えられていて、いたる場所にミニ除雪車がおいてある。車は4輪駆動車が多く、信号機は雪が積もらないよう縦に付いているんだな。
途中、自転車で北海道を一周中のお兄さん(熊のような体格風貌だった)とコンビニの前で出会い、もうすぐ一周が終わる所だったので、色々なライダーハウス(安価でアットホームな宿泊施設)等の情報をもらった。そのなかでオイラは、ライダーハウスのご主人にアルバイト無い?って聞くと、「○○さんの畑でイチゴ摘みのアルバイトがあるから、どこそこのJAにいついつ行きなさい」と紹介してくれるという情報に心惹かれた。八雲温泉に浸かり塩っぱい温泉を堪能しつつ、オイラも農業アルバイトを体験するぞと心に誓ったんだな。ちなみにこの日の野営地は農業公園の前にあるスクールバス待合所の戸がある屋根の下にテントを張たんだな。

今日のスペシャルサンクス 北海道1周おわりかけの熊のようなおにーさん ・ 熊の木彫りを30年彫り続けているおじさん
     
ねこ軍団
おたより
今日の買い物
ビジネスホテル代(2泊分)
\10,000
昼食(チーズかまぼこ・パン)
\620
チョコレート
\200
飲み物
\150
夕食(あなご丼・ザンギ(鳥のから揚げ))
\1,600
温泉入浴料
\600
小計

\13,170


32日目
6月10日(火)
山越郡八雲町の公園 → 岩内郡岩内町の公園
本日の走行距離
トータル走行距離
曇り時々晴れ
179Km
2366.8km
今日の日記「衝撃的!液状のタレに袋の中で5本浸かっていた雷電くし団子」

今日はだれでもどこかで聞いた事がある“長万部”まで行き、そこから北海道を縦断して日本海側を目指す事にする。長万部でAM11:00〜PM14:30まで800円でカニめしとバイキングが食べ放題という、食べ盛りのサイクル野郎には嬉しいドライブインを見つけた。が、オイラは昼食を済ませていたのである。「NOぉぉぉぉ!」と叫んでもお腹は減らないので、仕方なくそのドライブインを横に見ながら、5号線を進み山道に入った。おおっ、昔、旅行でヨーロッパに行った時に見た田舎の風景に似ている。高い山やジャイアントな木や古城は無いけれど、丘陵地で円錐屋根のサイロが立つ牧場や牧草地に畑が続き、道は広く平坦で急な坂道はほとんど無い。そして、遠くには羊蹄山や雪を被ったニセコ高原が見えるのだ。サイクル野郎やツーラーにはパラダイスのような場所なんだな。
そんな所をしばらく走ると海岸線に出る。雷電と言われるその海岸線を積丹半島の付け根に位置する岩内町へ向かって走ると期間限定“死のトンネル”2本を走る事になる。そこはかなり長いトンネルで排気ガスの溜まり場となり、細い歩道には工事中の看板が幾重にも立てられていて、トラックを気にしながら歩道を走り車道を走りと障害物競走をしている気分になってくる。ゲホゲホと咳き込みながら、やっとの思いでデストンネルを抜け岩内町にたどり着く、ここはニセコスキー場への入り口で温泉もあって拓けている。コンビニも沢山あるのだ。今日はこの町の道の駅の隣にある公園で野営する事にする。
しかし、どうやら先客が居たようだ。挨拶をして話をしてみると、どうやら30年間も人生を流浪している年季の入った自転車旅のおじさんだった。おじさんは喋り続けた。室蘭から半年間外洋に出てアルバイトするマグロ漁船に乗れなかった事や、てき屋さんの裏事情から青森ねぶた祭りの裏事情まで、雷電くし団子とお菓子をあげて、僕が寝るまで喋り続けた。
一人の時が多く、寂しかったのかもしれない・・・。

今日のスペシャルサンクス 岩内町の公園で会った流浪の自転車おじさん・公園の近くに住む賢い犬連れのおじいさん
うし
かに
ニセコ
重要文化財
奇岩
今日の買い物
お菓子
\300
電池(サイクルコンピュータ用)
\270
飲み物
\250
マップ(ツーリングマップル)※ライダーハウス情報収集の為
\1,700
昼食(ほっけフライ・いなり寿司)
\500
夕食(ポテトサラダ・雷電くし団子)
\440
明日の朝食(和菓子)

\250

小計
\3,710

33日目
6月11日(水)
岩内郡岩内町の公園 → 札幌市
本日の走行距離
トータル走行距離
晴れ
105.7Km
2472.5km
今日の日記「流浪の人」

昨日に続き、AM5:30からずっとオイラの隣でお得な情報を喋り続けた流浪の自転車おじさんを誘い、一緒に牛丼を食べてからおじさんはあての無い旅へ、オイラは札幌へ走り出した。前に泊めていただいた“岩谷”さんは日本にある竜の字が付く市町村を自転車で訪れると言う事で、北海道の真ん中辺にある雨竜郡雨竜町と北竜町まで自転車で走り、今日、札幌の方へ帰って来るのだ。そして、PM7:00くらいに札幌で岩谷さんと会う約束をしたので、オイラもフルスロットルで走った。しかも、この地には伝説のパワーアップアイテムが眠っているとの情報を確かなある筋の情報屋から仕入れているのである。
岩内町から、左に海岸線を走れば泊原発や神威岬(カムイミサキ)のある積丹半島なのだが、時間短縮のため男鹿半島に続いて断念し、右に入って5号線を余市町へ向かった。余市町には宇宙飛行士になられた方がいるらしく、宇宙温泉や宇宙そば等宇宙に関連する看板が多く見られる。そして、ニッカウヰスキーの蒸留所が有り見学も出来るのだ。オイラは昨日お風呂に入れなかったので、少し海岸線を走った場所にある“はまなす温泉(ここも塩っぱくてお肌ツルツル)”に入り、元気になったオイラは小樽市まで走った。
小樽では友達の田中君から頼まれていたガラスの馬2頭を買う為、自転車を降りて街を散策してみた。この街は、楽しいっ!の一言につきるんだな。小樽運河が有り古い建物が多く、ガラス細工屋さんやお土産物屋さんや魚屋さんや美術館が建ち並んでいるんだな。今度来た時は1日かけて街を歩きたいんだな。名残惜しくも先を急ぎ、オイラはPM7:30くらいに札幌駅に到着した。
再会したオイラ達は、岩谷さんが調べてくれた駅北口に程近い場所にある安い旅館に泊まり、岩谷さんの案内で駅内商店街にあるラーメン屋さんで美味しい札幌味噌ラーメンを食べ、駅に最近オープンしたばかりのJRタワーにある札幌の夜景がみれる温泉(ここも塩っぱい)に入った。この温泉は普通の温泉に比べて激高だが、百聞は一見にしかずで、札幌に来た人は入って見た方が良いんだな。高いだけの価値はあるんだな。オイラは岩谷さんが出してくれたので、またまた岩谷さんには借りを作ってしまった。
岩谷さん、本当にありがとうございました。また、絵入り(今度は色付き)のハガキを送りますので楽しみに待っていてください。

今日のスペシャルサンクス 岩谷さん・安藤さん・田中君
宇宙温泉
宇宙そば
ウイスキー
小樽運河
小樽
今日の買い物
昼食(おにぎり×2)
\210
飲み物
\240
お土産(送料込み)
\6,470
小計
\6,920

34日目
6月12日(木)
札幌市 → 札幌駅近くのユースホステル
本日の走行距離
トータル走行距離
晴れ
14.6Km
2487.1km
今日の日記「発見!!第二のパワーアップアイテム」

岩谷さんと市内の魚市場で朝食を食べる為、AM9:00には宿を立った。魚市場は朝早くにセリが行われるので、セリ帰りの業者さん相手に朝早くから食堂が営業しているのだ。しかも、新鮮な魚貝類が目の前で手に入るので、ぜぇったい美味いはずなんだな。ほどなくオイラ達は市場に着き、市場近くの海産物土産屋街で自転車を押してキョロキョロしていると、メロン屋のおばちゃんが試食のメロンをくれた。美味い!小さいかけらだが確かにそれは美味かった。岩谷さんは、二人で食べるからとそこでメロンを1玉買って、美味しい食堂の情報を聞き、向かいのすこし路地に入った所に建っている食堂に入った。岩谷さんは海鮮丼(うに・いくら・まぐろ等が豪快に乗っている)、オイラはホッケ定食(大盛りご飯・味噌汁・でかい美味い新鮮なホッケの開き)を頼み、メロンも半分に割ってもらいスプーンを付けてもらった。しかも、全て岩谷さんにご馳走になってしまったのだ。美味かった・・・。岩谷さん、昨日に続き本当にありがとうございました。またいつか地球の何処かでお会い出来る日を楽しみにしています。次の静岡県への旅の無事を祈っています。
そして、贅沢な朝食を食べたオイラ達はもう一度札幌駅に戻り、千歳方面へ向かう岩谷さんと再開を約束しつつ別々の方向に走り始めたんだな。
そして、オイラは情報屋から仕入れたパワーアップアイテムを探して街中を彷徨った。平岸5条、この辺りのはずなんだな・・・あった!ここだ。“文教堂平岸5条店”1階に駐車場と銀行のAT機が設置され、エスカレーターを上がると2階の1フロアーが書店に、3階の3分の2がビデオやCD等のレンタルと販売、そして3分の1がゲーム売り場になっている。情報通りだ。それにしても大きいな・・・。オイラはゲーム売り場に向かった。・・・・・・と、いう事でいつも通りこの続きは“ぱっくんぽっけ”本誌でご覧くださいなんだな。
文教堂平岸5条店のゲーム売り場周辺に居られたお客様。すみません。お騒がせいたしました。文教堂平岸5条店の3階フロアースタッフ様、桜庭店長様。忙しい中ご助力していただき、ありがとうございました。明るく、清潔感のある店舗雰囲気にオイラは感動しました。お近くの皆様、この日記を読まれた方が居られましたら遊びに行ってみてくださいなんだな。きっと楽しいです。そして、お店を後にしたオイラは、今晩から降る雨の回避と電子機器類の電源確保の為、札幌駅近くにあるユースホステルを探し、そこに泊まる事にした。

今日のスペシャルサンクス 岩谷さん・文教堂平岸5条店のお客様・文教堂平岸5条店の店舗スタッフ様
   
文教堂平岸5条店
店長さん
GET!!
今日の買い物
飲み物
\100
昼食(チキンカツ弁当)
\400
洗剤
\100
お菓子
\100
夕食(野菜炒め定食大盛り)※大学近くの為安い!大盛りの美学?
\560
ユースホステル宿泊費(1泊2日朝食付き)
\3,475
小計
\4,735

35日目
6月13日(金)
札幌駅近くのユースホステル → 砂川市のこどもの国へ向かう越線橋の下
本日の走行距離
トータル走行距離
雨時々曇り
81.6Km
2487.1km
今日の日記「登場!静かなるサイクル野郎」

昨日は初めてユースホテルに泊まった。食堂やコミュニケーションルーム、風呂やコインランドリーなどが建物の中にあり、寝室は和室大部屋や2段ベッドが所狭しと並んでいる相部屋があり、オイラが泊まった部屋には他に5人の旅行者らしき人達が泊まり、その人達と話をしたりして青少年海の家や林間学校はたまた修学旅行の気分を再び味わえて大変面 白かった。朝食はご飯に味噌汁とおかず3品というシンプルなものだが、管理人のおばさんの手作りでご飯もお代わりできたんだな。
楽しかったので、また別のユースにも泊まるんだなと思いながら自転車のチェックをし、AM10:00に旭川市を目指して出発する。実はこのルートで進むと深川市を越えてすぐ旭川市に入った所に神の住む集落、アイヌ語で“神居古潭(カムイコタン)”と呼ばれる場所を通 るんだな。6月8日の日記でも書いた通り、大好きな小説“カムイの剣”を読んだ後、北海道の地図を見てこの場所を見つけ、いつか行ってみたいと思っていたのである。
札幌から275号線を走り石狩川(サケが遡上してくるよ)の辺りで13号線に入って110キロくらい走れば旭川市である。オイラは少々気合をいれて走り出した。が、しかし10分も走っただろうか、脇道から1台の旅仕様自転車が走り出て来た。・・・こんにちは!オイラは無視できないと立ち止まり、近づいて来たおにいさんに話しかけてみた。すると彼は静かに挨拶を返した。彼の名前は“山部 納”くんといい、日本1周中で神奈川県横浜市から太平洋側を通 り北海道に上陸して来たらしい。そしてピーク時には100kgあったという彼の体重も今では75kgくらいまで落ちたという。ちなみにオイラは出発する時に76〜77kgあった体重が1ヶ月間経った今では73〜74kgと約3kgも減ったんだな。これは、脂肪より重たい筋肉がついての数字なので、どれだけ自転車が健康的な乗り物なのかが良くわかるんだな。オイラのモモ肉は1ヶ月前に比べてムキムキムキになって来たんだな。
物静かな喋り方をする山部くんと途中まで一緒に走る事になり、一緒に昼食を摂ろうとセイコーマート(北の地方に多く見られるコンビニ。コンビニだがスーパー並みの特売をしているので貧乏チャリダーにはうれしい)でカップラーメン等を買い、お湯を入れてもらってお店の外にあるベンチで喋りながら食べた。甘いものが好きで人当たりの良い山部くんとはすぐに気が合い、途中に見つけたセルフのソフトクリーム(ソフトクリームがカセット式になっていて、機械に差し込みレバーを倒すとニュルニュルと出てくるのでカップを持った手を回す)を食べたり、銭湯に入ったり、夕闇迫る小雨のなか野営地を探し砂川市で越線橋(線路を越える為の橋)の下に2人でテントを張り、快適な夜を過ごしたりして楽しいひとときだった。
そうそう、そこまで走ってきた12号線の美唄市にある越線橋には、チョークでイタズラ書きのように“日本最長直線道路スタート→”と書かれているんだな。何の事かな?と、そこから先に進んでみると・・・・絶句である。起伏はあるものの本当に真っっっっっっ直ぐな道なんだな。約30kmも真っ直ぐなんだな。これには、オイラも山部くんもまだ真っ直ぐだ、まだ真っ直ぐだと顔を見合わせ、楽しくも力無くハハハハと笑いながら走るしか無かったんだな。

今日のスペシャルサンクス 静かなるサイクル野郎“山部くん”・銭湯のおばちゃん
山部君
日本最長直線道路
スタート→
日本最長直線道路
花畑
おたより
今日の買い物
昼食(カップラーメン・パン・串ごまだんご)
\340
ソフトクリーム(自分で巻くセルフタイプ)
\250
飲み物
\100
銭湯入浴代
\350
アイスクリーム
\160
夕食(ライス・チキンカツ・うのはな・かっぱえびせん梅)
\430
明日の朝食(スパゲティナポリタン)
\240
小計
\1,870

36日目
6月14日(土)
砂川市のこどもの国へ向かう越線橋の下 → 旭川市常磐公園のボート乗り場
本日の走行距離
トータル走行距離
雨時々曇り
142.9Km
2487.1km
今日の日記「カムイコタン」

オイラと山部くんはAM6:00時に起床し、オイラはコンピュータ作業(日記作成等)がある為、また富良野で会えたら会おうと朝食を食べ、ここで別れる事にした。山部くんは少し走った場所から空知川沿いに38号線を富良野方面へ旅立って行った。そう、ここから富良野までは目と鼻の先なんだな。富良野といえばドラマ“北の国から”や“ラベンダー畑”や“メロン”が有名な町。オイラも旭川まで走ってそこから美瑛町を通り、富良野で農作業のアルバイトを体験しようかと計画しているのだ。
旅とはまるでTVゲームのRPGのようなんだな。当たり前なのかもしれないが体験してみてよくわかった。食料や移動にお金や体力を使い、蛇や餓えた猫軍団やカラスと戦い、アルバイト等でお金を稼いで装備を充実させたり旅の資金にするのである。でも、身に沁みてよくわかったのは、テントと宿屋ではやはり宿屋の方が体力を沢山回復してくれる事なんだな・・・。
AM11:00。オイラは空腹に耐えかねて出発する事にした。雨はほぼ上がったが水溜りによって靴がビチョビチョになるので、雨具はシューズカバーのみを履き今日の第一目標である神居古潭を目指す。少し坂道が急になってきた頃やっと憧れの地に到着する。まず目にしたのは北海道指定史跡の竪穴住居遺跡だった。この場所には1300年ほど前にアイヌ以前の民族が、石狩川を遡上してくる鮭などを取って生活していたらしいのだ。う〜む・・・。穴と草しかない・・・。この穴の中に住居があったのかぁ?と、数枚の写 真を撮りながら感激する。更に走ると、歩行者や自転車が通れないトンネルが立ちはだかり、入り口に貼ってある看板の指示通 り左へ曲がると、すぐに“ゆでトウキビ”ありますの魅力的な表示が目に入る。そこは家の中に沢山犬がいる商店で、おばーちゃんが一人で切り盛りしているようだ。オイラは明日の朝食にと、ゆでトウキビ1本と初めて見た味噌パンを買って、おばーちゃんがオマケにくれた“うまい棒”を食べながらトンネルの迂回道路を走った。ここは旧国道だったらしく車線の後が伺えるが今は快適な自転車道路と化している。轟々と流れる荒々しい石狩川沿いの山道を10kmくらい気持ちよく走ると、今日の最終目的地旭川市に入った。う〜ん、少し急ぎすぎたんだな。小樽に続き、神居古潭にはもう一度じっくり来てみたいんだな。
コンビニで夕食を買い風呂屋の場所と時間を確認した後、公園でさっき買ったイカフライ弁当(ボリュームたっぷりで、ぶっかけソースと大きなイカフライが激美味!)を食べて、お風呂に向かった。お風呂は庶民的な銭湯で、おじーさん、子ども達が所狭しと体を洗っている。風呂を出たオイラは、寒くなってきた旭川の町を散策し、常磐公園というボート乗り場があるくらい大きな公園を選んで今日の野営地にする事にした。数人の若者が来て花火を上げているが、屋根のある休憩所が沢山あるので雨降りには困らないだろう。テントに入り、そういえば山部くんは無事に富良野へ着いたのだろうかと考えつつPM10:00、オイラは眠りに着くのであった。

今日のスペシャルサンクス 山部くん・神居古潭の神居大橋隣にある売店の優しいおばーちゃん(神さま?)
神居古潭
原住民遺跡
原住民遺跡
快適!ん? →
おお、怖っ!
今日の買い物
昼食(ねぎ味噌ラーメン大盛り)
\900
お菓子
\100
夕食(イカフライ弁当)
\390
封筒
\200
銭湯入浴料
\350
郵便速達料(切手代入り)
\350
明日の朝食(神居古潭で買ったゆでトウキビ・みそぱん)
\600
小計
\2,890

今週の出費
今週の出費
\35,995
前週までの出費
\116,430
出費合計
\152,425

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